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高昌 秀安

HIDEYASU KOUSYO

循環器科で20年以上の経験が光る。地域のかかりつけ医として患者さんと向き合い、生活習慣病の早期発見で心疾患の重症化を防ぐ

杏林大学大学院卒業後、同大学医学部付属病院にて循環器科の研鑽を積む。医局長職を経て2024年『新中野なべよこ内科』開院。

高昌 秀安

高昌 秀安

新中野なべよこ内科

中野区/本町/新中野駅

  • ●内科
  • ●循環器内科
  • ●腎臓内科

人体の仕組みに興味を持った少年時代を経て、医師の道へ

高昌 秀安

父が外科医をしていましたので、私自身も幼い頃から医療を身近に感じてきました。父から医師を目指すように言われたことはありませんでしたが、夜間に急きょ仕事に向かうこともある父の背中を見て育ったこともあってか、医学部に進みたいと思うようになったのは自然な流れだったように思います。私自身も小学生の頃、人体の仕組みを学んだ際に心臓の働きに興味を持ち、自分で調べた記憶があります。今思えば、循環器の道へ進んだ私のルーツかもしれません。医師となり、実際にカテーテルの検査や心筋梗塞の患者さんの治療を経験し、循環器をやっていきたいと強く思ったのです。それから計20年以上、循環器専門医として多くのカテーテル治療、心臓病治療に携わってきました。
2024年に『新中野なべよこ内科』を開院いたしました。新中野は新宿に近いエリアなので若い方も多い印象ですが、長く住まわれているご高齢の方も多く住まわれてる地域です。これまで培ってきた経験や知識を、地域レベルで予防を中心とした医療で貢献していければと考えています。

循環器を中心に幅広く診療し、重症化の予防に努める

高昌 秀安

『新中野なべよこ内科』は一般内科、循環器内科、腎臓内科を標榜し、幅広く診療しています。発熱や頭痛などの症状から、狭心症や心筋梗塞、心臓弁膜症などの心疾患、動脈疾患、静脈疾患、腎臓疾患全般に幅広く対応していきます。当院内で多くの検査ができる体制を整えており、心電図やエコーなどのほか、ABIという動脈の狭窄や閉塞を測る検査も可能です。これまで長く心臓病治療に携わってきて、やはり心臓や血管の病気の原因となる生活習慣病の早期発見と治療、管理をしていくことが重要だと感じていましたので、地域のクリニックとして、患者さんの心疾患の重症化をできる限り予防していきたいと思います。また当院では、動脈硬化など心疾患のリスクが高まる睡眠時無呼吸症候群についても、診断と治療に力を入れています。こちらは肥満が発症の原因、悪化の要因となり、生活習慣病である高血圧や糖尿病と併発することも多い病気です。簡易検査からCPAP治療まで、当院内で対応します。

「アップルウォッチ外来」が早期発見のきっかけに

高昌 秀安

『新中野なべよこ内科』の大きな特徴のひとつとして、アップルウォッチ外来を標榜しています。アップルウォッチも進化し、心電図機能の精度や診断能力がかなり高くなってきています。既に海外ではアップルウォッチの利用で適切な治療につながった症例が数多く報告されており、ある臨床試験ではアップルウォッチの心房細動陽性的中率が84%というデータもあります。当院のアップルウォッチ外来では、アップルウォッチで「不規則な心拍」の通知を受けた患者さんの検査と診断をします。不整脈の治療が必要か、経過観察で問題ないかを診断し、必要であれば適切な治療をしていきます。これまではホルダー心電図を24時間装着しなければ計測できませんでしたし、その24時間で異常が見られなければ終了となっていました。アップルウォッチは患者さんがストレスなく装着を続けられますし、日頃から腕時計として長時間利用していれば、不整脈を感知できる機会も増えます。もちろん、必ず重篤な疾患が見つかるわけではありませんが、早期発見に奏功しますので、アップルウォッチで不規則な心拍があった場合は、ぜひ当院にご相談ください。

同じ疾患でも症状は異なる。患者さんの主訴をしっかりと傾聴

大学病院での長いキャリアを経て、今こうして地域医療に携わり、改めて身が引き締まる想いです。患者層で言いますと『新中野なべよこ内科』は高齢の方が多く、80代や90代の患者さんもいらっしゃいますが、若い世代も少なくはありません。特に睡眠時無呼吸症候群の外来は若年層から中高年まで、幅広い層の方がご相談に見えています。
診療の際は、まず患者さんの主訴をじっくりと聞かせていただくことを心がけています。同じ疾患であっても、患者さんひとりひとり症状は異なりますから、確実な診断はもちろんのこと、お話をよく伺った上でその後のアドバイスもしていきます。できるだけ患者さんが理解しやすい、納得いただけるような説明をして治療に臨みます。ケースによっては治療がなかなか奏功しないこともありますが、考えられる理由についてもしっかりとお伝えします。患者さんご自身も話すことで気持ちが整理されたり、メンタルが楽になったりすることもありますので、時間の許す限り患者さんのお話に耳を傾けていきたいですね。

これから受診される患者さんへ

『新中野なべよこ内科』は東京メトロ新中野駅3番出口より徒歩3分、鍋横ビルディングという建物の3階にあります。循環器専門医が狭心症や心筋梗塞、動脈硬化といった循環器疾患を中心に、生活習慣病をはじめとした内科疾患、睡眠時無呼吸症候群など幅広く対応しています。病気は様々なものがありますが、やはり予防が大切で、日頃から意識することで防げることもあります。健康診断はそのためのものであり、診断結果で引っかかってしまったという方は看過せずに受診してください。必要であれば適切な治療を提供させていただき、治療に至らないものであれば生活習慣や注意すべきことをアドバイスもさせていただきます。患者さんが気軽になんでも相談できるような雰囲気作りに努め、このエリアのかかりつけ医として地域に根差していくことが今の私たちの目標です。患者さんが健康で長く過ごせるよう誠心誠意力を尽くさせていただきますので、どうぞお気軽にご相談ください。

※上記記事は2024年5月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

高昌 秀安 MEMO

循環器専門医

  • 出身地:広島県
  • 趣味:サッカー観戦、バスケ観戦
  • 好きな映画:ハリー・ポッター、スラムダンク
  • 好きなアーティスト:Mr.Children
  • 好きな場所:沖縄

高昌 秀安から聞いた
『虚血性心疾患』

危険因子をしっかりと治療、コントロールし予防する

虚血とは血が巡らなくなることを意味します。心臓の周りにある冠動脈という栄養血管が狭くなったり、詰まったりすることで狭心症や心筋梗塞が起こり、心臓機能が悪くなって胸に痛みや息苦しさが出る、これが虚血性心疾患です。治療法はカテーテル治療や、飲み薬だけでもしっかりと治療ができるものもあります。治療後の経過を見ていく段階では薬が増えがちになりますが、薬を変更する、やめるというタイミングについては、一般内科の医師では判断しかねるケースもありますので、循環器の専門医の判断を仰ぐのが望ましいです。虚血性心疾患の予防法は、まずはその患者さんの危険因子となるもの、例えば血圧やコレステロール値が高い、喫煙や糖尿病などをきちんとコントロールすることです。睡眠時無呼吸症候群も血圧を上げ、動脈硬化に直結する病気なので治療してほしいところですが、これは自覚しにくい疾患でもあります。日中の過度な眠気や集中力の低下、疲労感が取れない場合は一度受診し相談することをおすすめします。

グラフで見る『高昌 秀安』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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