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平山 貴敏 院長

TAKATOSHI HIRAYAMA

病気のある人も・ない人も。心の問題を抱える方をさまざまな角度からサポートし、あたたかい医療を提供したい

三重大学医学部卒業後、初期研修を経て東京大学医学部附属病院 精神神経科に入局。大学病院や総合病院で経験を積み、国立がん研究センター中央病院にて精神腫瘍科に従事。2024年5月、神田小川町にて開業。

平山 貴敏 院長

平山 貴敏 院長

こころサポートクリニック

千代田区/神田小川町/小川町駅

  • ●精神科
  • ●心療内科

研修医時代の体験が精神科に進むきっかけに

平山 貴敏 院長

小さな頃は体が強いほうではなく、小児科にお世話になることが度々ありました。注射が怖くて大泣きして、先生方を困らせてしまうこともありましたね(笑)。つらい症状をやわらげてくれる小児科の先生に憧れのような気持ちを抱いたのでしょう。小学1年生のときの文集には「医師になりたい」とはっきり書かれていて、後になってこれを見つけたときは感慨深かったですね。
幼少期の経験が医師を目指すきっかけになりましたので、当初は体の病気を治す内科医になるつもりでいました。初期研修でも内科を中心に回っていたのですが、2年間のうち1か月だけ過ごした精神科での体験が自分にとっての転機になりました。最初はまったく笑わず、仕事にも行かれなかった統合失調症の患者さんが、お薬による治療で笑顔を見せるようになり、職場にも復帰なさったのです。患者さんが劇的に変化する様子を目の当たりにして精神科診療の可能性や、やりがいを感じ、この分野を専門的に勉強したいと思いました。

心の問題を抱える方をさまざまな角度からサポート

平山 貴敏 院長

勤務医をしていた頃は、体の病気があることでメンタルに支障をきたしている患者さんの診療を担当することが主な仕事でした。また国立がん研究センター中央病院では、がん治療の副作用に苦しんだり、生活面での不安を抱えたりしている患者さんやご家族の心のケアを担ってきました。大学病院や総合病院で10年あまり経験を積み、『こころサポートクリニック』を開いたのは2024年5月です。
これまでの経験を踏まえて、一般的な精神科の診療に加えて病名がつかないメンタルの不調にも対応できること、悩みや不安を抱える患者さんやご家族に対する適切なサポートを行えることが当院の強みと考えています。漢方薬をはじめとしたお薬による治療、公認心理師や臨床心理士によるカウンセリングなどを通して、心の問題を抱える方々をさまざまな角度からサポートいたします。

患者さんに寄り添い、あたたかい医療を提供したい

平山 貴敏 院長

今や日本人の2人に1人ががんになると言われる時代です。医学の進歩に伴い、早期発見・早期治療によってがんを克服できるケースが増えているものの、抗がん剤の副作用による脱毛、手術や放射線治療によって生じるさまざまな体の変化が心に暗い影を落とすケースは少なくありません。がんという病気がこれだけ身近になったにもかかわらず、「がん患者さんの心のケア」が十分できているかと言えば、決してそうではないのが現状です。
一方で、闘病中の患者さんを抱えるご家族も人知れず悩みや不安を抱え、毎日を暗い気持ちで過ごしていることが少なくありません。闘病の末に大切なご家族を亡くし、悲しみから立ち直れないという方もいらっしゃるでしょう。メンタルの不調はあるけれどはっきりとした診断がつかない症状に対応したり、体の病気を抱える患者さんやご家族の心のケアを担当したり……、これまで適切な医療に結びついていなかった方々をしっかりサポートできるのが当院です。クリニックのロゴマークにある太陽とハートマークのように、患者さんに末永く寄り添い、あたたかい医療をご提供していきたいと思っています。

一人一人と真摯に向き合い、問題解決に努める

診察前は事前準備として、紹介状に目を通したり、年齢・性別・職業など一通りの情報を確認します。ただし患者さんとお会いするときには一旦すべての情報をリセットし、先入観を持たずフラットな状態でお話するようにしています。頭の中を真っ白にしておくことで患者さんのお話をしっかり聞くことができますし、こちらから治療を押し付けるようなこともなくなりますので。治療にお薬を使うのか/使わないのかといったことも含めて患者さんとよくご相談しながら、その方にとって一番いい方法を考えたいと思っています。
精神の病気は劇的に改善するものもあれば、長期にわたって治療を続けなければならないケースもあります。中でも大切なご家族を亡くされた悲しみはすぐに癒えるわけではありませんから、数か月、数年単位でお付き合いが続くことも珍しくありません。医師としては「できるだけ早く回復を」とは思いますけれど、たとえ時間がかかっても患者さんやご家族に寄り添い、しっかりと支えていきたいと思います。

これから受診される患者さんへ

『こころサポートクリニック』は神田小川町の交差点に建つビルの7階にあります。都営新宿線「小川町駅」、東京メトロ千代田線「新御茶ノ水駅」、東京メトロ丸ノ内線「淡路町駅」からすぐの場所にあり、JR「御茶ノ水駅」からも徒歩圏内の立地です。
神田周辺は非常に活気のある町で、オフィスや飲食店が多く集まり、複数の路線が乗り入れています。私が専門にする「精神腫瘍学」や「リエゾン精神医学」を実践しているクリニックはそれほど数が多くないため、首都圏どこからでもアクセスしやすいという点も神田を選んだ理由の一つでした。また私は日本医師会認定産業医でもあり、働き世代のメンタルヘルスの問題にも取り組んでいます。一般的な心療内科・精神科の診療に加えて腫瘍精神科、カウンセリング、家族ケア外来や遺族ケア外来など幅広く診療しておりますので、つらい悩みを一人で抱え込まず、お気軽にご相談いただければと思います。

※上記記事は2024年5月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

平山 貴敏 院長 MEMO

  • 出身地:三重県
  • 趣味・特技:皇居ラン(走ること)
  • 好きな映画:『スター・ウォーズ』
  • 好きなアーティスト:Mr.children
  • 好きな場所:自宅
  • 好きな言葉:「温故知新」

平山 貴敏 院長から聞いた
『適応障害』

治療の第一選択肢は、症状が現れる原因(ストレス)を取り除くこと

適応障害とは、その人が置かれている環境的なストレスに起因してさまざまな精神的不調が現れる病気です。食欲不振、不眠、情緒不安定などのほか、なかなか疲れが抜けないなどの自覚症状があり、気分の落ち込みや意欲喪失などのうつ症状がみられることもあります。

治療では、症状が現れる原因となっている「ストレス」を取り除くことを第一に考えます。ストレスを完全に取り除くのが難しければ、少しでもストレスを軽減し、ストレスと共存する方法を考えます。

適応障害は社会人一年生の方や、部署異動などで環境が大きく変わったときなどに発症することが多いです。心療内科・精神科では適切な診察・検査によって診断をつけ、必要があれば診断書を発行して、会社側に職場環境を変えるよう働きかけることも可能です。つらい症状は一人で抱え込まず、専門家にご相談いただくことをおすすめします。

グラフで見る『平山 貴敏 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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