東京ドクターズ  |  病院・クリニック・歯医者・動物病院の検索サイト

加藤 類 院長

RUI KATO

ペインクリニック専門医による痛みの治療&内科診療。患者さんの気持ちに寄り添いながらオーダーメイドの治療を提供

九州大学医学部卒業。同大学の内科に席を置き、2年間の研修を経て北海道大学病院 麻酔科へ。その後約20年にわたって手術麻酔、緩和ケア、ペインクリニック外来などに従事。2024年4月、渋谷区恵比寿にて開業。

加藤 類 院長

加藤 類 院長

恵比寿いたみと内科のクリニック

渋谷区/恵比寿西/恵比寿駅

  • ●ペインクリニック
  • ●内科

大学病院で経験を積み、日本ペインクリニック学会専門医に

加藤 類 院長

私の地元は福岡県で、大学は九州大学医学部でした。両親は医師ではありませんでしたが、一足先に兄が九州大学医学部に入学していたこともあり、兄の背中を追いかけるようにして医学部に進学しました。大学を卒業した当初は内科を志望していたのですが、研修でまわったときに痛みをコントロールするという麻酔科の医療に惹かれ、麻酔科を専門的に学びたいという気持ちが強くなりました。
そこで2年間の内科研修を終えると北海道大学の麻酔科へと診療の場を移し、その後約20年にわたって大学病院や関連病院で経験を積みました。全身麻酔下で手術を受けられる患者さんの全身状態を管理するためには、内科から外科まで幅広い知識が必要になります。麻酔科に籍を置きながら、海馬の神経可塑性に関する基礎研究で学位を取得したり、ペインクリニック外来や無痛分娩を担当したりするなかで、少しずつ自分のやりたい医療が明確になっていきました。麻酔科医として手術中の全身状態を管理するのも大事な仕事ですが、痛みに悩まれてる患者さんに向き合いながらペインクリニック診療を行い、一人でも多くの方のお役に立てたらとの思うようになりクリニックの開設を決めました。

痛みに対する専門的な治療と内科診療を柱にした駅チカクリニック

加藤 類 院長

東京メトロ・恵比寿駅(4番出口)を出てすぐの恵まれた立地に『恵比寿いたみと内科のクリニック』を開いたのは2024年4月です。クリニックの名前にあるとおり、当院は体の痛みに対する専門的な診療を行いつつ、内科のかかりつけ医のような役割も担うクリニックです。つらい痛みをご相談いただくのはもちろんのこと、風邪や腹痛といった日常的な病気の治療や退院後のフォローアップなどもお任せください。
ある調査によると、日本人の約3割は何らかの慢性痛を持っているといわれます。これに対して痛みに対する専門的な診療を行うクリニックはまだまだ少ないのが現状で、適切な医療につながることができずお困りの方が多くいらっしゃると考えられます。恵比寿駅には多くの路線が乗り入れており、都内はもとより神奈川県や埼玉県にお住まいの患者さんにも足を運んでいただけるのではないかと期待しています。

安全性の高い「超音波ガイド下ブロック注射」を実施

加藤 類 院長

20代から80代まで幅広い年齢層の患者さんにお越しいただいておりますが、痛みのご相談に関しては世代ごとに内容が異なる印象です。たとえば若い世代はストレートネックによる首や肩の痛みなど筋筋膜性疼痛、手足の冷えなどを訴える方が多く、中高年では椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄による腰痛などで受診される方が多いでしょうか。ご高齢の方では、80歳までに日本人の約5割が発症するとされる帯状疱疹の痛みをご相談いただくことが少なくありません。
かつて痛みの治療といえば内服薬を中心とした治療が一般的でした。これに対して当院では、痛みの原因となっている神経付近に麻酔薬を注射して痛みを取る「ブロック注射」を積極的に行っています。ブロック注射はここ数年、治療で使用する機器類が大きく進歩しており、そのこともクリニックを開業する後押しになりました。鮮明な画像を映し出す超音波(エコー)で神経の位置などをしっかり確認できるようになり、安全性を確保しながらより精度の高い治療を行えるようになったのです。急性期の痛みであればその場で、慢性痛であっても4~5回ほど施術を繰り返すことによって痛みの消失が期待できます。神経ブロックは痛くて危険というイメージを持たれている方もいらっしゃいますが、当院ではブロック注射に精通したベテラン医師により、なるべく細くて痛みの少ない針を用いたブロックを行っております。ぜひご安心して受診して頂ければと思っています。

患者さんの気持ちに寄り添いながら信頼関係を築いていく

医療の世界には“診療ガイドライン”というものがあって、「この病気ならばこの薬を使うこと」といった治療方針が定められています。しかし、痛みの感じ方というのは人それぞれですから、「腰痛だからここにブロック注射を打てばいい」と簡単に片付けることはできません。患者さんのお気持ちをくみ取って適切な治療を行うためにも、初診の患者さんであれば特に十分な時間を取ってお話を伺うように心がけています。また患者さんが言いたいことを何でも言っていただけるように、クリニックの内装を含めリラックスできる雰囲気づくりを心がけています。医師である私も、自分が医療機関を受診する時には緊張してしまうほうなので(笑)、常に患者さんのお気持ちに寄り添う姿勢を忘れずに、何でも話し合えるような信頼関係を築いていきたいと思っています。

これから受診される患者さんへ

当院では首・肩・腰をはじめとした体の痛みに対する専門的な診療を行っています。超音波(エコー)、高周波パルス療法、低出力レーザー治療器など充実した設備を備え、痛みの専門家によるオーダーメイドの治療をご提供することができます。ここ恵比寿は都内のみならず神奈川や埼玉方面からのアクセスも良好ですので、一人でも多くの方に当院のことを知っていただき、痛みのない体へと導くお手伝いをさせていただきたいと思います。ブロック注射は急性期の痛みに対して効果を発揮するだけでなく、慢性期に起こりやすい痛みの悪循環を断ち切る効果もあります。痛みの治療と内科の診療、入り口はどちらでも構いません。気になる症状やお困りのことがございましたら、遠慮なくご相談いただければと思います。

※上記記事は2024年7月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

加藤 類 院長 MEMO

ペインクリニック専門医

  • 出身地:福岡県
  • 出身大学:九州大学医学部
  • 趣味・特技:スノーボード
  • 好きな映画:クリストファー・ノーラン監督作品、ガイ・リッチー監督作品
  • 好きな場所:温泉

加藤 類 院長から聞いた
『帯状疱疹』

50歳を過ぎたら帯状疱疹の予防接種を検討しよう

帯状疱疹はウイルスの感染によって生じる病気です。子どもの頃にかかった水ぼうそうのウイルスが神経の中に潜み続け、加齢やストレスなどをきっかけに再び活性化して帯状疱疹を引き起こします。ある調査では、80歳になるまでに2人に1人が帯状疱疹になるとの報告もあります。

帯状疱疹の主な症状としては、発疹、痛み、感覚の異常/低下などが挙げられ、重症化すると運動神経の麻痺が生じることもあります。体の痛みは2週間ほどで治まる場合もあれば、数か月継続することもあります。治療では抗ウイルス薬や痛み止めなどの内服薬が使用され、お薬による効果がみられない場合には、神経ブロック注射やパルス高周波法などが検討されます。

なお、帯状疱疹の発症予防にはワクチン接種が有効です。各自治体では50歳を過ぎた人に対するワクチン接種費用の補助などを行っていますから、ぜひ積極的なワクチン接種をおすすめします。

グラフで見る『加藤 類 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

CLINIC INFORMATION