鈴木 聡彦 先生への独自インタビュー

両親と友人の存在があって、精神科医に

両親が医師だったというわけではありませんが、小学校の高学年の頃から「医者になれ」と言われていました。今考えると、私の性格を見抜いていたのでしょうね。こうして精神科医を続けていて、たしかに自分の天職たったように思います。医科の中でもとくに精神科を専門にしたのは、学生時代に出会った2人の友人がきっかけでした。1人は、いつも前向きで活発な感じだったのですが、あるときパタッと口をきかなくなってしまったんです。もう1人の友人は、テストが近くなると、いわゆるリストカットを繰り返すようになって…。そのときは訳が分かりませんでしたが、今の私なら彼らの悩みを軽減できたでしょう。脳への興味から、脳外科に進もうか迷ったこともありましたが、やはり最終的に精神科医になることを決めました。大学で博士論文を仕上げる際、ご指導いただいたのが四宮滋子先生で、当クリニック院長の四宮雅博先生には、研修医時代からたいへんお世話になっていました。そうしたご縁から『しのみやクリニック』で診療するようになり、もう10年ほどになります。

3名の精神科医が在籍し、予約なしでいつでも診療

心療内科・精神科『しのみやクリニック』は、1994年の開設から二十数年が経ちます。この間、都内には数多くのメンタルクリニックが開設されましたが、「予約なしでいつでも受診できる」という診療スタイルは、当クリニックならではの特長ではないでしょうか。多くのクリニックが予約制をとるなか、困ったときすぐに受診できる場所があることで、患者さんとご家族の痛みや不安を、少しでも早く癒してさし上げることができたら幸いです。こうしたフレキシブルな対応ができるのも、複数名の医師が在籍し、診療にあたっているため。四宮院長、滋子先生、そして私と、いずれも精神科専門医の資格を有する3名が、ときに2診体制で診療を行っています。また、男性医師、女性医師の両方がおりますので、デリケートな悩みも安心してお話いただけるのではないでしょうか。患者さんのご希望にあわせて担当医をお選びいただけることも、当クリニックの特長と言えるかもしれません。

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