開業のための
Web集患戦略

開業医のための経営支援メディア
『ウェブドクター』

クリニック・病院のLINE活用方法!集患からリピート率UPまでのコツを紹介!

クリニック・病院でLINEの公式アカウントを作成しようと考えているけど

「何から初めていいのかわからない」

「どのプランが適切なんだろう」

と思ってはいませんか。

LINE公式アカウントを計画的に運用すれば、低コストで高い集患効果が得られます。

この記事では

  • LINE公式アカウントの運用の重要性
  • LINEの活用事例を簡単4ステップ

で解説します。LINE活用の注意点も合わせて説明するので最後まで読んでみてください。

クリニック・病院がLINE活用を行う重要性

LINEは日本国内で月間9,000万人以上が利用しているコミュニケーションアプリです。

企業がLINE活用を行うときのメリットは以下の3つになります。

  • TwitterやInstagramと比較してユーザー数が多い
  • 無料で導入できる上、規模や業種・商材も問わない
  • リピーター獲得に適している

低コストでユーザーを獲得しやすいので、LINE活用を導入する企業が増えています。

クリニック・病院がLINEで解決できる悩み

クリニックや病院が感じている情報発信に関する悩みは以下のようなものがあります。

  • LINEでの予約を受付けて集患したい
  • 患者さんの待ち時間をもっと減らしたい
  • 再診率をUPする対策ができていない
  • 電話応対が多すぎて受付業務が回らない

このような悩みはLINE活用をきちんと行えば解消することができます。

クリニック・病院がLINEを活用するメリット

次にクリニックがLINEで情報発信するメリットについて解説します。メリットは大きく3つです。

  • メッセージを一斉送信できる
    プッシュ通知によって開封率が高い
    HPやWeb予約画面に誘導しやすい

一つずつ解説します。

メリット1:メッセージを一斉送信できる

LINE公式アカウントでは、メッセージを一斉送信することができます。ただ、メッセージが届くのは、友達追加をしてくれているユーザーに限るので注意が必要です。

メリット2:プッシュ通知によって開封率が高い

LINE公式アカウントではメッセージを一斉送信できるとメリット1で解説しました。このメッセージ送信の際、プッシュ通知でユーザーにメッセージが届いたことを知らせることができます。このプッシュ通知のおかげで、メルマガと比較しても高い開封率となっています。

メリット3:HPやWeb予約画面に誘導しやすい

LINEのメッセージを開いたユーザーが、詳しい情報を知りたいと考えたときに、詳しい情報にアクセスしやすいというメリットもあります。LINEのメニューからHPやWeb予約に移動できるということです。

そのため、あくまでもLINEは情報を受け取るためのきっかけとして、HPやWeb予約システムを構築しておきましょう。

クリニック・病院のLINE活用事例2選

ここからは病院・クリニックのLINE活用の事例を紹介します。
自院の集患の参考になる点もあると思いますので、自院だったらどうするか考えながら読み進めてください。

事例1:こにし動物クリニック

こにし動物クリニックでは、メルマガを中心に販促や集客告知を行なっていたのですが、LINE公式アカウントを導入したところ、メルマガよりも開封率や反響が大きかったため、登録者数がある程度増えたところでLINEに一本化しました。

月の初めにプレゼントクーポンを配布したところ、クーポンを利用して来院した患者は15%ほどになり、結果的に来院数も増加しました。

また、LINEでリアルタイムな予約枠配信ができるようになり、急なキャンセルが発生しても、キャンセルがでたことを配信することで、他の来院したいユーザーの獲得に成功しています。

公式サイトはこちら

事例2:聖隷浜松病院

病院のHPでコラムや動画を掲載しても、なかなか見てもらえないことも多いです。聖隷浜松病院では、月に2回〜3回ホームページのWEBマガジンの更新通知や、ビデオメッセージなどをLINE公式アカウントから発信しています。

LINEのメッセージでは、簡単な文章で内容を紹介することで、HPへのリンクをクリックしたくなるような工夫も施されています。

公式サイトはこちら

クリニック・病院でLINE活用するときの流れ

LINE公式アカウントの開設から運用開始までは以下の4ステップです。

  • ステップ1:アカウントを開設する
    ステップ2:友だち数を増やす
    ステップ3:定期的に特典やお得情報を配信する
    ステップ4:アカウントを分析してPDCAを繰り返す

一つずつ解説します。

ステップ1:アカウントを開設する

LINE公式アカウントは、LINE公式アカウントの開設ページから簡単に開設できます。

LINE公式アカウントの開設ページはこちら↓
https://www.linebiz.com/jp/entry/

料金プランを決める際には、自社に合ったプランを選びましょう。

引用:https://www.linebiz.com/jp/entry/

LINE公式アカウントは、月1000件まで無料でメッセージを配信することができます。しかし、1001件以上メッセージを配信したい場合は、ライトプランかスタンダートプランを契約する必要があるので、1ヶ月にどれくらいメッセージを配布する可能性があるかを検討してプランを決定するようにしましょう。

ステップ2:友だち数を増やす

LINE公式アカウントで配信できるメッセージは、友達登録をしてくれたユーザーにのみ届きます。そのため、1人でも多く友達を増やす努力が必要です。

友達を増やすためにできることは以下のようなものになります。

  • 友だち追加用QRコードを印刷して店頭に置く
    来店したユーザーに声をかけて登録を促す
    HPやSNSから友達登録できる導線を作成する
    LINEの友達登録をしたユーザーにクーポンを配布する
    LINEの友達登録をしたユーザーにLINEスタンプを配布する
    LINE広告に出稿する

このような施策を実施して、友達数を増やすようにしましょう。

ステップ3:定期的に特典やお得情報を配信する

友達の数を増やすことも重要ですが、すでに友達登録してくれているユーザーに向けて、クーポンやお得な情報を配信して、満足度を高める施策を行うことも重要です。

メッセージ配信やクーポン機能を活用して満足度を高めれば、友だち登録をしてくれたユーザーを新規顧客とすることも、新規顧客からリピーター客への育成も可能となります。

例えば、毎月クーポンを配信したり、お得な情報をリアルタイムに配信したりしましょう。そうすることで、割引情報をきっかけに新規顧客やリピーター客の獲得につながります。

友だち登録したからこそ得られるクーポンやお得な情報を提供することで、「友達登録しておくと、毎月クーポンがもらえる」「お得な情報はLINEの公式アカウントが一番早い」という口コミが広がって、さらに新規の友達を増やすことも可能となるでしょう。

新規友達を増やす施策もしながら、既存の友達ユーザーが満足する情報提供の施策を合わせて行うことで、新規顧客の育成と既存顧客の育成が可能となります。

ステップ4:アカウントを分析してPDCAを繰り返す

LINE公式アカウントの運用を開始したら、定期的にPDCAを繰り返すようにしましょう。PDCAは、Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)の頭文字をとったもので、データ分析の手法の一つです。

LINE公式アカウントの分析ページでは、「メッセージ」「友だち」「チャット」「タイムライン」「クーポン」「ショップカード」などのデータを確認することができます。これらのデータを分析して、ユーザーがどのようなタイミングでメッセージやクーポンを必要としているのかを見極めることができます。

アカウント運用でPDCAを回して、継続的かつ効果的な運用を目指しましょう。

クリニック・病院のLINE活用の注意点

ここまで、LINE活用のメリットや効果的な運用方法について解説してきましたが、LINE公式アカウントにも注意点があります。注意点は大きく以下の3つです。

  • 友だちを増やす必要がある
    ブロックされることがある
    配信数によっては料金がかかる

一つずつ解説します。

友だちを増やす必要がある

冒頭から説明している通り、LINE公式アカウントでメッセージ配信やチャットができるのは、友だち登録したユーザーのみです。LINEの友達数が増えないと情報を多くの人に届けることができないので注意しましょう。

ブロックされることがある

ユーザーにとって役に立たないと判断されるメッセージの送信数が多いと、ブロックされる可能性が高くなります。ユーザーのニーズや気持ちを考えて配信内容を作成することが大切です。「夜遅い時間に配信しない」「何日も続けて配信しない」といった配慮も必要になってきます。

配信数によっては料金がかかる

LINE公式アカウントは無料で利用することができますが、1001件以上メッセージを配信したい場合は、ライトプランかスタンダートプランを契約する必要があります。

まとめ:クリニック・病院集客に力を入れたいならLINEを活用しよう

計画的にLINE公式アカウントを運用すれば、低コストで高い集客や販売促進効果が得られます。
LINE公式アカウントの運用の重要性から、LINEの活用事例、LINE活用の注意点まで解説してきました。

メリット・デメリットを理解して、LINE公式アカウントを活用してみたいと思ったら、まずは無料プランから初めてみてはいかがでしょうか。