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おすすめの歯科向け電子カルテ10選!電子カルテを選ぶポイントも解説

「歯科向けの電子カルテは何を選べばよいのかわからない」

「歯科向け電子カルテを選ぶポイントを知りたい」

このようにお考えの方がいらっしゃるのではないでしょうか。

電子カルテは多くの種類があり、どれにしようか迷ってしまっても無理はありません。

そこで、この記事ではおすすめの歯科向け電子カルテを10個紹介します。

また、記事の後半では、電子カルテを選ぶ際のポイントや注意点も解説しているので、併せて確認してみてください。

おすすめの歯科向け電子カルテ10選

では、おすすめの歯科向け電子カルテを10個紹介します。

  1. 電子カルテシステムWith
  2. MIC WEB SERVICE
  3. Hi Dental Spirit XR-10i
  4. Opt.One3
  5. Sunny-NORIS Cloud
  6. WiseStaff
  7. カルテメーカー
  8. MEDI BASE
  9. TDM-maxV
  10. クラウド型電子カルテWithエポック

それぞれの特徴や機能を確認しましょう。

①歯科電子カルテシステム

項目 内容
特徴 「正しいカルテ記載」へと導く歯科診療支援システム
主な機能 歯科問診・医療面接支援システム
SOAP記載
チェック&アラート機能(薬剤による医療事故の防止)
レセプトチェック機能
介護保険請求
次回金額シミュレーション
情報提供文書の発行
オンプレミス型/クラウド型 オンプレミス型
初期費用 要問い合わせ
月額費用 要問い合わせ
運営会社 メディア株式会社
ホームページ https://www.media-inc.co.jp/product/ecw/

1個目に紹介するのは、電子カルテシステムWithです。

「診療と医院経営の核は、カルテ情報」をコンセプトに、正しいカルテ記載ができる設計になっています。

具体的には、歯科問診・医療面接支援システムでは、問診票や服薬情報をもとに、「歯科治療時の注意点」がアラート表示されたり、薬剤による医療事故防止のためにチェック&アラート機能が搭載されていたりします。

なお、料金は導入する機能によって大幅に異なるため、要問い合わせといたしました。詳しくはHPをご覧ください。

公式HPはこちら

②MIC WEB SERVICE

項目 内容
特徴 自由自在なカスタマイズ・料金プラン
主な機能 リアルタイム口腔情報/補綴状況管理
カルテ/レセプトプレビュー
訪問診療
介護保険請求
Ecoレセプトビューワ
患者カード
リコール
オンプレミス型/クラウド型 クラウド型
初期費用 要問い合わせ
月額費用 要問い合わせ
運営会社 株式会社ミック
ホームページ https://www.mic.jp/

2個目に紹介するのは、MIC WEB SERVICEです。

MIC WEB SERVICEでは、86種類のサービスが利用可能で、必要なサービスを必要な分だけ導入できます。

そのため、料金プランも柔軟に変更でき、必要な分だけお支払いすればOKです。

クラウド型なので、オンライン上でアップデートや改正対応されるため、一度導入してしまえば買い替えの必要がありません。

公式HPはこちら

③Hi Dental Spirit XR-10i

項目 内容
特徴 素早く正確な業務の遂行をサポート
主な機能 受付院内管理
患者情報入力
3STEPのカルテ入力
口腔情報・部位治療状況表示
販売購入/購入歯科用品
リコール
予約管理・キャンセルフォロー機能
訪問診療入力ガイド
オンプレミス型/クラウド型 クラウド型
初期費用 要問い合わせ
月額費用 要問い合わせ
運営会社 東和ハイシステム株式会社
ホームページ https://www.towa-hi-sys.co.jp/product/dental

3個目に紹介するのは、Hi Dental Spirit XR-10iです。

「よりスピーディーに、より正確に!」を標語に掲げ、歯科医院での素早く正確な業務の遂行をサポートしています。

具体的には、わかりやすい操作画面であり、迷わず迅速に操作・入力できることなどが挙げられます。

また、オプション機能をつけることで、より自動化が加速し、スピーディーな業務ができるようになるので、詳しくはHPをご覧ください。

公式HPはこちら

④Opt.One3

4個目に紹介するのは、Opt.One3です。

Opt.One3は、治療計画やカルテの作成にAIによるサポートが入っているオンプレミス型電子カルテです。

膨大なカルテデータをもとに解析することで、最適な選択肢が選べるようになります。

他にも、電子カルテの保存に関する「電子保存の三原則」への対応やヒヤリハット防止機能が備わっているため、患者が安心して受診できる環境の整備もできるでしょう。

公式HPはこちら

項目 内容
特徴 AIによる治療計画・カルテ作成支援
主な機能 SOAP入力
SOPAIE式衛生士業務記録簿
PDA歯周病検査
訪問診療用カルテ入力
レセプトチェック処理
介護レセプト請求
オンプレミス型/クラウド型 オンプレミス型
初期費用 親機:1,500,000円〜1,900,000円
子機(1台):50,000円〜100,000円
月額費用 親機:23,900円〜28,600円
子機(1台):600円〜1,200円
運営会社 株式会社オプテック
ホームページ https://ssl.opt-net.jp/index.php#basic-functions

4個目に紹介するのは、Opt.One3です。

Opt.One3は、治療計画やカルテの作成にAIによるサポートが入っているオンプレミス型電子カルテです。

膨大なカルテデータをもとに解析することで、最適な選択肢が選べるようになります。

他にも、電子カルテの保存に関する「電子保存の三原則」への対応やヒヤリハット防止機能が備わっているため、患者が安心して受診できる環境の整備もできるでしょう。

公式HPはこちら

⑤Sunny-NORIS Cloud

項目 内容
特徴 「カンタン、シンプル、使いやすい」クラウド型電子レセコン
主な機能 介護請求標準搭載
バックアップ自動ダウンロード
他社電子レセプト表示機能
オンプレミス型/クラウド型 クラウド型
初期費用 要問い合わせ
月額費用 要問い合わせ
運営会社 サンシステム株式会社
ホームページ https://info.sunsys.co.jp/dental2006cloud

5個目に紹介するのは、Sunny-NORIS Cloudです。

従来、Sunny-NORISというオンプレミス型のレセコンがありましたが、Sunny-NORISのクラウド版として登場したのがSunny-NORIS Cloud。

院内からも院外からも使えるので、訪問先・自宅でも入力が可能です。

また、居宅療養情報提供書もその場で入力し、プリントできるようになっています。

また、「レセプト請求や返戻処理のことで相談したい」「新規・個別指導のサポートをしてほしい」方向けに、Sunny-NORIS Cloud+もあります。

公式HPはこちら

⑥WiseStaff

項目 内容
特徴 「簡単に」「正確な」電子カルテが作成できる
主な機能 ナビゲータウィンドウ
問診票アプリ
口腔所見
所見履歴
帳票まとめ発行
電子レセプト対応チェック
提出媒体チェック
薬情算定チェック
歯周検査値連動
オンプレミス型/クラウド型 オンプレミス型
初期費用 要問い合わせ
月額費用 要問い合わせ
運営会社 株式会社ノーザ
ホームページ https://www.nhosa.com/product/wisestaff/

6個目に紹介するのは、WiseStaffです。

正確性・安全性・サポート力の3つに力を入れている電子カルテシステムです。

長年の実績から正確なカルテ作成ができるためのシステムが組まれているほか、ネットサークはNTTデータの「@OnDemand接続サービス」を採用し、安全性に力を入れています

また、導入時・導入後、どちらも手厚いサポートが受けられるため、何か困り事があってもすぐに解決できる安心感があるでしょう。

公式HPはこちら

⑦カルテメーカー

項目 内容
特徴 現役歯科医師が作成した電子カルテ
主な機能 POS対応
オンライン返戻処理対応
治療報告書
介護保険対応
病院歯科対応
オンプレミス型/クラウド型 クラウド型
費用 3ヶ月:49,500円
4ヶ月:66,000円
6ヶ月:99,000円
1年:198,000円
ホームページ https://www.kartemaker.com/

7個目に紹介するのは、カルテメーカーです。

現役歯科医師が作成した電子カルテであるため、歯科医師の要望に沿った機能が多数搭載されています。

また、カルテメーカーでは高い無停止性が追求されているので、異常事態に柔軟な対応ができるでしょう。

具体的には、すべての端末に完全な形でのデータの複製を保持できるシステムを搭載しているため、サーバーが停止したりネットワークが故障したりしても、カルテを操作できます

公式HPはこちら

⑧MEDI BASE

項目 内容
特徴 自由診療に特化したクラウド型電子カルテ
主な機能 見積書・概要書面・契約書作成
電子署名機能あり
画像管理
同意書作成・文書管理
予約、受付
分院展開
データ分析
オンプレミス型/クラウド型 クラウド型
初期費用 45,000円
月額費用 140,000円
運営会社 株式会社メディベース
ホームページ https://medibase.cloud/

8個目に紹介するのは、MEDI BASEです。

MEDI BASEは、自由診療に特化したクラウド型電子カルテであり、歯科医院に適した電子カルテだといえます。

紙カルテから電子カルテへの移行もサポートしてくれるため、スムーズに導入できるでしょう。

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⑨TDM-maxV

項目 内容
特徴 手書き感覚で記入できる電子カルテ
主な機能 手書きカルテの様な入力画面
オンライン資格確認標準対応
音声入力対応
訪問診療入力支援
レセプト・総括自動化
介護請求に標準対応
オンプレミス型/クラウド型 オンプレミス型
初期費用 要問い合わせ
月額費用 要問い合わせ
運営会社 OEC株式会社
ホームページ https://www.oec-tdm-max.jp/

9個目に紹介するのは、TDM-maxVです。

手書き感覚で記入でき、紙カルテに慣れ親しんだ先生には操作しやすい電子カルテだといえるでしょう。

また、訪問診療・介護請求機能を標準装備しているだけでなく、オンライン資格確認にも標準対応しています。

公式HPはこちら

⑩クラウド型電子カルテWithエポック

項目 内容
特徴 安心の情報管理体制によるクラウド型電子カルテ
主な機能 歯科問診・医療面接支援システム
SOAP記載
チェック&アラート機能(薬剤による医療事故の防止)
レセプトチェック機能
介護保険請求
次回金額シミュレーション
情報提供文書の発行
オンプレミス型/クラウド型 クラウド型
初期費用 要問い合わせ
月額費用 要問い合わせ
運営会社 メディア株式会社
ホームページ https://www.media-inc.co.jp/product/ecw/

10個目に紹介するのは、クラウド型電子カルテWithエポックです。

1つ目に紹介した電子カルテシステムWithのクラウド版です。

ISMSの認証を取得し、セキュリティには万全の対策をとっています。

また、サポートも充実しており、最新の薬剤に対応したり最新バージョンのソフトウェアを迅速に提供されます。

公式HPはこちら

歯科向け電子カルテを選ぶポイントは?

歯科向け電子カルテを選ぶポイントは以下の3つです。

  • 画像の保存に適しているか
  • 他のシステムと連携できるか
  • 自由診療に対応しているか

1つずつ確認していきましょう。

画像の保存に適しているか

1つ目は、歯科に対応しているかです。

歯科では、レントゲン撮影やCT撮影をすることが多くあります。

レントゲン撮影やCT撮影をすると、画像を保存しなければなりません。

そのため、画像の保存がしやすいカルテを導入するとよいでしょう。

他のシステムと連携できるか

2つ目は、他のシステムと連携できるかです。

歯科は数ある診療科の中でも患者数が多い診療科であり、大勢の患者に対応するためには業務を効率化する必要があります

そこで、予約システムや会計システムと連携のできる電子カルテを導入することで、大勢の患者に対応しやすくなるでしょう。

自由診療に対応しているか

3つ目は、自由診療に対応しているかです。

歯科では自由診療を扱うため、電子カルテが自由診療に対応しているかどうかを確認することは大切です。

自由診療に対応している電子カルテを導入すれば、会計業務にかかるスタッフの負担を軽減できます。

歯科が電子カルテを導入する注意点

歯科が電子カルテを導入する際は、以下の2点に注意しましょう。

  • コストを正確に把握する
  • 必要な機能が搭載されているのかを確認する

1つずつ確認していきましょう。

コストを正確に把握する

1つ目は、コストを正確に把握することです。

電子カルテを運用する際は、初期費用だけでなく月額利用料やオプション費用、ネットワーク費用など、さまざまなコストが発生します。

電子カルテの運用に必要なコストを計算しないまま導入を決めてしまうと、想像よりも多くの金額がかかったり無駄な費用を払ったりしてしまう可能性があります。

便利な機能を導入しても損してしまっては意味がないので、必ず導入前にコストを正確に把握しましょう。

必要な機能が搭載されているのかを確認する

2つ目は、必要な機能が搭載されているのかを確認することです。

電子カルテを導入する目的や解決したい課題から、どんな機能が必要なのかを明確にします。

その上で、必要な機能が搭載されている電子カルテを選びましょう。

あまり考えずに選ぶと、いざとなったときに必要な機能がなく、業務に支障をきたす恐れがあるため、必ず確認してください。

まとめ

今回は歯科向けの電子カルテについて解説しました。

それぞれの電子カルテに特徴があるため、さまざまな機能を確認しながら自分が求めている電子カルテを選ぶとよいでしょう。

また、歯科向け電子カルテでは自由診療に対応していることが大切です。

あらかじめ機能をよく確認してから電子カルテを導入しましょう。