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電子カルテを無料で作成!フリーソフトやテンプレートを10個紹介

「電子カルテを使いたいけどお金はかけたくない……」

「まずはお試しで電子カルテを使いたい」

このようにお考えではありませんか?

いきなり高いお金をかけてもし失敗してしまったらと考えると、最初はお金をかけずに使ってみたいですよね。

そこで、本記事では無料で電子カルテが作成できるフリーソフトやテンプレートを紹介します。

無料でも電子カルテが作成できるので、ぜひダウンロードして使ってみてください。

無料で電子カルテが作成できるフリーソフトやテンプレート5選

ここではお無料で電子カルテが作成できるフリーソフトやテンプレートを5個紹介します。

  1. きりんカルテ
  2. 電子カルテ Doctor_File
  3. Carute File
  4. わかりやすい!カルテ管理
  5. 電子メモカルテ

それぞれの電子カルテについて確認してみましょう。

①きりんカルテ

項目 内容
特徴 豊富な機能が追加費用なしで標準搭載
主な機能 日レセクラウドとの連携
予約機能
在宅機能
自由診療機能
画像撮影アプリ
初期費用 無料 ※別途「日レセクラウド」の初期費用がかかります
月額費用 無料 ※別途「日レセクラウド」の月額費用がかかります
ホームページ https://xirapha.jp/

1つ目は、きりんカルテです。

きりんカルテにかかる利用料は無料であり、豊富な機能が標準搭載されています。

とても高機能な電子カルテであり、かつ誰でも使いやすくわかりやすくなっているので、高機能な電子カルテを求めている方にはおすすめです。

しかし、きりんカルテの利用料自体は無料なのですが、レセコンとの連携が必須であり、レセコンの導入費用がかかります

初期費用が440,000円~、月額費用が25,300円~となっているため、レセコンも合わせた費用を必ず確認してください。

公式サイトを見てみる

②電子カルテ Doctor_File

項目 内容
特徴 14日間の無料体験期間は制限なく使える
主な機能 定型文登録
Word文書との連携可能
診療情報提供書と診断書の作成
費用 14日間無料
ホームページ 下記ダウンロードページ参照

2つ目は、電子カルテ Doctor_Fileです。

14日間の試用期間中は機能制限なく無料で使える電子カルテです。

2011年に公表された電子カルテのため、一昔前のパソコンの画面を思い起こさせるレイアウトになっていますが、シンプルで使い勝手の良い電子カルテになっています。

試用期間が終わると使用できなくなるため、お試しに使うのが良いでしょう。

ダウンロードする(ダウンロードページに遷移します)

③Carute File

項目 内容
特徴 紙カルテをスキャンしPDFファイルに変換するソフト
主な機能 閲覧機能
初期費用 無料
月額費用 無料
ホームページ 下記ダウンロードページ参照

3つ目は、Carute Fileです。

Carute Fileは、紙カルテをスキャンしPDFファイルに変換するためのソフトです。

直接紙カルテに書き込めるわけではなく、紙カルテに書き込んだ上でPDFに変換するため、少々手間がかかります。

しかし、いつでもどこでも閲覧できるというメリットを享受したい場合には、Carute Fileで十分でしょう。

ダウンロードする(ダウンロードページに遷移します)

④わかりやすい!カルテ管理

項目 内容
特徴 電子カルテの簡易的な導入におすすめ
主な機能 検索機能
くすり袋
初期費用 無料
月額費用 無料
ホームページ 下記ダウンロードページ参照

4つ目は、わかりやい!カルテ管理です。

わかりやい!カルテ管理は、電子カルテの作成・管理ができる無料のソフトです。

検索機能やくすり袋にも対応しており、最低限必要な機能は揃っています。

簡易的に電子カルテを導入したい方にはおすすめです。

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⑤電子メモカルテ

項目 内容
特徴 電子カルテの入門版
主な機能 簡素な作り
電子保存の三原則には未対応
初期費用 無料
月額費用 無料
ホームページ 下記ダウンロードページ参照

5つ目は、電子メモカルテです。

電子メモカルテも、4つ目に紹介したわかりやい!カルテ管理と同じく、電子カルテの入門版のような役割を果たします。

お試しとして電子カルテを使ってみたい方におすすめできます。

しかし、入門版とのことで、本格運用することは想定していません

電子カルテを保存する際に守るべき原則「電子保存の三原則」にあたる「真正性」「見読性」「保存性」に対応していないほか、検査内容も簡素化されています。

そのため、本格運用には適さないことを理解しておきましょう。

ダウンロードする(ダウンロードページに遷移します)

格安で利用できる電子カルテを2つ紹介

先ほど紹介した無料で電子カルテが作成できるフリーソフトやテンプレートでは、機能が限られるため使いづらい場合が出てくるかもしれません。

そこで、有料ではあるものの格安で利用できる電子カルテを2つ紹介します。

  • blanc(ブラン)
  • エムスリーデジカル

それぞれの特徴や料金を見ていきましょう。

blanc(ブラン)

項目 内容
特徴 『いつでも・どこでも・だれでも』利用できるシンプルな電子カルテ
主な機能 文書作成機能
状況一覧機能
オーダー機能
初期費用 要問い合わせ
月額費用 要問い合わせ
運営会社 JBCC株式会社
ホームページ https://healthcare.jbcc.co.jp/product/blanc.html

1つ目は、blanc(ブラン)です。

わかりやすく使いやすい点が特徴であり、障害に強い電子カルテである点も特徴の1つです。

ハードウェアの選定の手間や管理コストを抑えており、サブスクリプションでのサービス提供により、低価格での提供が実現できています。

なお、具体的な料金はお問い合わせください。

公式HPはこちら

②エムスリーデジカル

項目 内容
特徴 5年連続クラウド電子カルテシェアNo.1(m3.com調査 2022年1月)
主な機能 M3 DigiKar モバイル
検査結果ビューアー
適応症の自動学習(AI)
iPad手書きカルテアプリ
処置行為自動学習(AI)
処方監査オプション
初期費用 無料
月額費用 税抜9,800円〜
運営会社 エムスリーデジカル株式会社
ホームページ https://digikar.co.jp/

2つ目は、エムスリーデジカルです。

とてもシェアの広い電子カルテでありながら、初期費用はなんと無料。

月額費用も税抜9,800円〜とのことで、とても格安に利用できます。

無料でお試しをした後、本格的に電子カルテを運用したい場合、エムスリーデジカルを使うのが適切だといえるでしょう。

公式HPはこちら

まとめ

今回は、無料で電子カルテを使う方法を紹介しました。

完全に無料で、かつ高機能な電子カルテはありません。

そのため、無料のソフトを利用して電子カルテをお試しとして使い、利便性が良さそうだと判断すれば格安の電子カルテに移行することをおすすめします。

ぜひ、電子カルテを導入し、院内のデジタル化を進めましょう。