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彌冨 恭子 院長

KYOKO YATOMI

インフォームドコンセントを重視。 ペットと上手に幸せに暮らしてくためのお手伝いを

日本大学大学院卒業。民間や大学の研究室での勤務を経て、街の動物病院に11年間勤める。2001年1月に『ばぶどうぶつクリニック』を開院(小田急多摩線「唐木田駅」より徒歩6分)。

彌冨 恭子 院長

彌冨 恭子 院長

ばぶどうぶつクリニック

多摩市/中沢/唐木田駅

  • ●犬
  • ●猫
  • ●ハムスター
  • ●ウサギ
  • ●その他

北海道に憧れ、目指した道

彌冨 恭子 院長

幼い頃から北海道が大好きでした。大自然の中で牛や馬と一緒に暮らす生活に憧れて、大きな動物に関わる仕事をしたいと思っていたんですね。それで両親から「動物が好きならやってみたら」と言われたのが、獣医師を目指すきっかけになりました。小学校の時の友人からは「本当に夢、叶えたね」と言ってもらえました。「そんなに言ってったけ?」というのが正直な気持ちでしたけど(笑)。
大学卒業後は企業や大学の研究室に勤め、その後11年間、街の動物病院での勤務を経て、2001年に『ばぶどうぶつクリニック』を開院いたしました。当初は「自分で病院を……」なんて、まったく思ってもいなかったんです。でもちょうどその頃、子供がまだ小さく、引越しをして勤務先に通うのが難しくなったことがあり、思い悩んでいたところ、勤務先の先生から「やってみなさい」と後押しを受け、開院にいたりました。

その動物を知っていただく、ということが大切

彌冨 恭子 院長

犬と猫をメインに拝見していますけれど、昨今は多種多様な動物が飼われていることもあり、ウサギやハムスター、モルモットに関しても大掛かりなものでない限り、出来る限りのことをさせていただいています。
病気の種類で言えば、私自身が皮膚科に興味を持っていることもありますが、アレルギー性の皮膚炎を持つ動物が多いように感じます。中には精神的なものに由来するケースもあり、それが皮膚や胃腸の疾患となって現れることも少なくないようです。そもそも犬や猫には、その種特有の先天性の病気があるのですが、知識としてそれを十分にご理解されていないようなケースも目にします。将来、どういう病気が起こる可能性があるのか。そのためには、どういう環境が適切か。最初から気をつけていただくことによって病気を回避できる可能性もありますので、治療はもちろんのこと、飼い方等についても詳しくご説明さしあげています。

インフォームドコンセントを徹底

彌冨 恭子 院長

私が開業した頃は、インフォームドコンセントという言葉はまだ一般的ではなかったのですが、飼い主さんのお話にしっかり耳を傾けるということが開院以来の一番の方針ということになります。
すごく可愛がっていらっしゃるけれども、事情により、これ以上治療を続けられないという方もおられます。その場合には、完治は難しいにしても対症療法から始めて、苦しくないよう、痛くないよう持っていくことも選択肢となります。飼い主さんが出来る範囲のことをしてあげれば、その子はきっと幸せだと思うんですね。
人間であれば、この病気にはこれと、治療はある程度決まっています。動物にもそれは言えることではあるのですが、一様に決まった治療をしていくことが必ずしも幸せにつながるとは考えていないのです。例えば、抗がん剤の治療をすれば、毎月血液検査をすることになり、毎週のように病院に来て、場合によっては入院を余儀なくされることもあります。もちろん、その負担を許容されるなら、それが最善の選択肢と言えるでしょう。ですが、すべてのケースでそれを適用することは考えなくてはならないことと思うのです。その子にとって、ご家族にとって何が最善なのか。しっかりお話をして、一緒に考えていければと思っています。

開業医としてやるべきことを

皮膚であったり、大学では免疫の研究室にいましたから、それが専門と言いましょうか、好きであることは確かですけれど、並行してかかりつけ医としてあらゆる病気をまず診ていくという姿勢でいます。今は様々な分野に専門的な知識と技量を持つドクターがたくさんおられますから、病気の見極めをつけることを第一に考え、一次診療に徹するということも1つのスタイルだと思うのです。
そもそも、あらゆる動物のすべての分野に精通するということは難しいことです。初めから「診られない」ということではお話になりませんが、すべてを診て、その上でしかるべき治療へと道筋を立てていくのが、開業医として必要な姿勢と考えています。

これから受診される飼い主さんへ

人の小児科と同様に、動物は話すことができませんから、飼い主さんから見て、何かおかしいと感じられたら早めにご相談ください。その変化が起こる前にできることとして、健康診断は大切です。犬や猫の7、8歳は、人間でいえば40歳に相当します。そのくらいには、皆さん健康診断を受けられると思いますし、動物たちにとってもそれは大切です。
以前、「半年前くらいから痩せてきてしまって……」と担ぎ込まれてきたネコちゃんがいました。慌てて血液検査をしてみると、すでに腎不全の末期という状態でした。腎不全は、一般的には老猫の病気です。しかし、人が40代で心筋梗塞になることが稀ではないように、動物にもそれが起こることがあるのです。動物も人もそれぞれ。ですから、今の状態を知るためにも、年頃になったら一度は健康診断を受けることをお考えいただきたいですね。

※上記記事は2020年3月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

彌冨 恭子 院長 MEMO

  • 出身地:東京都
  • 趣味:テニス、ヨガ
  • 好きな作家:東野圭吾
  • 好きな映画:『スター・ウォーズ』
  • 好きな言葉:「夢は必ず叶う」
  • 好きな音楽・アーティスト:80’s〜90’sのJ-POP/Queen
  • 好きな観光地:北海道、沖縄

グラフで見る『彌冨 恭子 院長』のタイプ

エネルギッシュで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

エネルギッシュで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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