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福島 隆治 センター長

RYUJI FUKUSHIMA

動物にはやさしく。そしてオーナーの皆様には信頼と満足のいただける医療を提供する

日本獣医生命科学大学卒業。地域の動物病院に勤めたのち、 東京農工大学農学部附属獣医療センターに入職。現・同センター・センター長( JR武蔵野線「北府中駅」より徒歩12分)。

福島 隆治 センター長

福島 隆治 センター長

東京農工大学農学部附属動物医療センター

府中市/幸町/北府中駅

  • ●犬
  • ●猫

2008年に改築・改称された「獣医療センター」

福島 隆治 センター長

身近に動物がたくさんいたことが、この道に進む1つのきっかけになったのだと思います。犬や猫はもちろん、うさぎに鶏にインコに、その他色々。常に身の回りに彼らがいて、その子たちが体調を崩してしまったりするものですから、いつしか「自分で助けたい」と思うようになったんです。
大学卒業後は5年間、開業医の先生の元で修養を積み、その後、母校の大学院に進んだのち、東京農工大学農学部附属獣医療センターに入職しました。当初は数年の後に開業を視野に入れ就職をしたのですけれども、気づけば10年余の月日が経つことになりました。
こちらは2008年に旧・家畜病院に新しい動物病棟が増設される形で建物がリニューアルし、「動物医療センター」に改称され、現在にいたることになります。

二次診療施設としての責務を果たしていく

福島 隆治 センター長

関東地区における二次診療施設の1つとして、先進的な医療技術を提供することが当センターの重要な責務となっています。その社会的要請に応えるべく、医療スタッフの充実を図り、高度な診断と治療に不可欠な各種医療機器(スライスCT装置、MRI装置、モバイル型CアームX線装置、各種超音波画像診断装置、動物内視鏡システム、小動物用人工心肺装置、超音波手術器/手術用凝固切開システム等)を備えるとともに、一般内科および一般外科のほか、循環器科、整形外科、皮膚科、神経科、放射線科等の専門科を設置して日々の診療にあたっています。
センターに求められる症例の傾向としては、まず1つに診断がつかないケース。次に、診断はついているものの、手術が難しいもの、あるいは基礎疾患があり麻酔処置等が困難なケースが挙げられるでしょう。また飼い主さんのほうで二次診療施設を求められることもあります。行き着くところ、病気を治す、ということに集約されるのです。

飼い主さんに満足いただける医療の提供

福島 隆治 センター長

私個人の見解を申し上げますと、一定以上の水準で内科ならびに外科の知識を有する必要があると考えています。私の場合、専門として軟部外科と循環器科を担当していますが、それだけでは十分ではないと思うのです。例えば、「心臓が悪い」ということで来院したケースであっても、仔細に検査をすると、そのほかの臓器にも問題があることが判明することがあります。主訴ではないことも、飼い主さんが困っているのであれば、それをすくい取って診られることが求められるのです。
今後は、飼い主さんファーストの姿勢をいかに突き詰められるかということも大切になってくるでしょう。一例を申し上げれば、一般に大きな病院では待ち時間が問題となっています。それを解消すべく、スピーディーさというものを追求することも必要です。また、私は極力、飼い主さんに経過を知らせるためのお電話は自分自身がおこなうようにしています。自分に置き換えてみればわかることなのですが、入院しているのに、主治医が全く顔を見せないというのでは不安が募りますよね。それは配慮次第でなんとかなることだと思うのです。
これは私が外にいたからこそ気づけたことかもしれません。価値観というのは人それぞれ。一律で対応して良しとするのではなく、満足度をいかに高めるかということに着眼点を置くべきと考えています。

時代のニーズに適う診療科を新設

2017年11月より総合診療科を新設し、さらに今年(2020年)7月より行動診療科を新たに立ち上げました。行動診療科とは、動物の問題行動やしつけを専門的に診る科で、治療やアドバイスをおこなっていくものです。
総合診療科については、内科か外科かがわからないケース、あるいは専門科が2つ以上重なっているケースがこれに該当します。またこちらでは午後診療を開始し、必要であれば専門診療科への橋渡しを行います。
大学病院といえば、以前は研究と教育にほとんどのウェイトが占められていました。もちろんそれは必要なことですけれど、その上でサービス的なものの充実が必要だと思うのです。飼い主さんのニーズがどこにあるかを敏感に察知し、必要なものをサービスとして提供していく姿勢がこれからは求められると考えています。

これから受診される飼い主さんへ

当センターは、動物にやさしく、そして飼い主の皆様には信頼と満足のいただける医療を提供するべく、ご家族の意向や事情に十分配慮したオーダーメイド医療を実現し、動物と人の健康と福祉に広く貢献することを目指しております。飼い主の皆様には、今後ともご理解・ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

※上記記事は2020年7月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

福島 隆治 センター長 MEMO

  • 出身地:島根県
  • 趣味:ダイビング
  • 好きな作家:池波正太郎
  • 好きな映画:ファンタジー
  • 好きな言葉:「棚から牡丹餅」(落ちてきそうな棚の前で待つ)
  • 好きなアーティスト:岡村孝子
  • 好きな場所:神社仏閣

グラフで見る『福島 隆治 センター長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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