工藤 直 院長への独自インタビュー

動物が好きな少年が獣医師免許を取って将来に備えようと考える

私が獣医師になったキッカケは、他の獣医師がおっしゃるような綺麗な物語があったわけではありません。小さい時から動物が好きで、動物に関する仕事をしたいと思っていたのですが、ある時両親の「獣医師免許がないとできない仕事もあるよ」という言葉に、それならなにをさておき獣医師免許を取っておこうと考えたのがキッカケです。
大学卒業後、小動物臨床を研究し大学に残り研究者としての道を歩もうかとも考えたのですが、最終的には動物と直接かかわる臨床医の道を選びました。

飼い主さんのお話を伺うのが獣医師としての最初の仕事

私の場合、動物を診察している時間よりもむしろ飼い主さんの話を聞く時間を大切にしています。動物を触っている時間よりも、飼い主さんの話を聞いている時間が長いと思います。動物は人の言葉がしゃべれないので、その病状を知るには飼い主さんが持っている情報を丁寧に伺うことが早道だと思うのです。動物も知らない人に触られることを嫌がりますので、すぐに動物を触ることはしません。飼い主さんのお話の中にはとても重要な情報が含まれていますので、動物の検査と診察、そして飼い主さんのお話を総合して治療法を決めています。特に初めて来た動物たちの初診の時には、徹底して飼い主さんの話を聞くことを心がけています。

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