青柳 伸介 院長
SHINSUKE AOYAGI
西洋医療に加えて代替医療やホリスティック医療に対応。病気の根本的な治癒を目指し、飼い主さんの「大切な家族」を守るために精一杯力を尽くす
北海道大学獣医学部を卒業後、神奈川県、東京都内の動物病院で幅広い経験を重ねる。2003年に「久が原駅」そばにクリニックを開設し、西洋医学の枠を超えて動物たちの健康をサポートしている。
青柳 伸介 院長
ペットメディカル久が原
大田区/久が原/久我原駅
- ●犬
- ●猫
- ●ウサギ
- ●ハムスター
「何かできる人」になるために、強い気持ちで獣医師をめざす
獣医師を目指す直接のきっかけになったのは、高校生の時に車道に横たわる犬を目にしたことでした。その犬は、おそらく交通事故にあってすでに亡くなっていたと思うのですが、私はこのとき何もできずにただ見て通り過ぎることしかできませんでした。自分が「何もできなかった」という体験と犬の横たわった姿は、ずっと心に強烈に残り、「何かできる人になりたい」という思いが芽生えました。もちろん以前から動物は好きだったのですが、動物病院などに行った経験もなく、獣医師というのがどういう仕事なのかも全くわからないくせして、「よし獣医になろう!」と決めたのです。そして獣医になるなら、その当時、国立大学で唯一学部として独立していた北海道大学獣医学部に行こう!と決めました。北海道に憧れがあったというような理由ではなく、そんな変な理由から北海道大学に決めたのは自分でもわけがわかりません(笑)
飼い主さんの「大切な家族」を守るために精一杯力を尽くす
大学卒業後は神奈川県内の動物病院で2年半ほど経験を重ねた後、都内の動物病院へ。院長という責任ある立場を任されて、今の病院を開業するまでの10年間在籍していました。その間だんだんと自分のスタイルやコンセプトのもとに機器をそろえ、診療していきたいという気持ちが強くなり、開業を意識するようになったのです。ここ久が原は勤務医時代から往診などでたびたび訪れ、良いところだなと感じていた街でした。
『ペットメディカル久が原』の開設は2003年で、以来20年近くにわたって動物たちと飼い主さんの暮らしをサポートしてきました。来院されるのは近隣にお住まいの方々に加えて、鍼灸・漢方・ホメオパシーといった代替医療やホリスティック医療を求めて遠方からお越しになる飼い主さんも多くいらっしゃいます。医学的な根拠に基づいた西洋医学をベースにしながらも、病気を根本的に治すためにあらゆる治療法の可能性を否定しないというのが当院の考え方です。症状を取り除くことは、病院なのでもちろん行いますが、その病気を起こす根本原因まで改善する治療を目指しています。さらには、動物たちを病気にさせないための予防医療にも力を尽くしたいと考えています。
西洋医療に加えて代替医療やホリスティック医療に対応
一般に広く行われている獣医療は、症状の改善を目指す「西洋医学」に基づいています。これは人間でも同じですが、西洋医学では下痢の症状があればそれを止める、熱が出ているなら下げるといった感じに、症状を取り除くことを目的として治療を行います。しかしながら、何らかの症状が体に現れるのには必ず原因があり、この原因を解決しないと本当の意味で治ったとは言えません。症状がなくなれば病気が治ったように感じられますが、体の中に原因が残っていれば同じ症状を繰り返したり、慢性的な病気に悩まされたり、がんなどに発展したりする恐れがあるのです。
さまざまな研究がなされて医学的な根拠が示されている西洋医学に対して、当院が取り入れている代替医療・ホリスティック医療は民間療法や自然療法と呼ばれるものです。欧米などでは盛んに行われているものの、日本においては確かな効果が期待できる「治療」としては認められていません。ただし、これまでに多くの実績を残していることは確かであり、病気を治すことが期待できるのなら「取り入れたほうがよいだろう」というのが私の考えです。実際に、他院でさまざまな治療を試して「もうできることはありません」「治る見込みはありません」と言われてしまった飼い主さんが、ほかに何かできることはないか……と当院を探して来てくださることもあり、そこから元気になっていく姿を目の当たりにすると、代替医療の必要性をひしひしと感じます。惜しむらくは、やりつくした果てに来るのではなく、もう少し早く来てほしいかなとも思います。代替医療・ホリスティック医療をご希望の場合にはカウンセリングの時間を十分に取り、飼い主さんにご納得いただけるまで説明いたしますのでご相談ください。
動物たちと飼い主さんの暮らしがより幸せなものになるように
当院では動物たちが本来持っている「治ろうとする力」をサポートするとともに、再び病気にならないように食生活や生活環境に関するアドバイスを差し上げることができます。動物たちの病気は遺伝性のものを除けば、そのほとんどが環境要因によって引き起こされていると言えます。清潔でストレスのない環境で暮らし、良質な食材を使った栄養バランスのよい食事を取れば、人間も動物も病気にかかることはないと言っていいでしょう。下痢をしたからといって薬を飲むのではなく、下痢を引き起こした原因を探り、食事の内容を見直すなどの対応が必要なのです。また、皮膚症状の原因がハウスダストであることが分かれば、動物たちの生活環境を見直していただくことも必要になるでしょう。このように動物たちの治療において飼い主さんが担う役割はとても大きく、病気を治すためには飼い主さんの「努力」が必要になります。今どのような治療が行われているのか、どのような薬が処方されたのかをきちんと把握して、主体性を持って取り組んでいただかなければなりません。なぜなら、私たちが関わることができるのは、動物たちの生活のほんの一部に過ぎないからです。
動物たちの生活を見直すということは彼らと同じ時間を過ごす飼い主さんご自身の生活を見直すことであり、これは決して簡単なことではありません。一方で、動物たちが病気になりにくい環境というのは私たち人間にとっても快適な環境であり、実際に生活環境を見直したことで「家族みんなが健康になりました」と喜ばれた飼い主さんもいらっしゃいます。人間も動物も同じ「生きもの」ですから、病気になるメカニズムに大きな変わりはありません。当院を受診することによって動物たちと飼い主さんがより幸せな生活を送れるようになるならば、これほど嬉しいことはありません。
これから受診される患者さんへ
『ペットメディカル久が原』は東急池上線「久が原駅」から徒歩5分、ライラック通り商店街の一角にあります。
私たち人間と同じように、動物たちが病気になる原因としては食べものをはじめとした生活環境、そして日々のストレスなどが考えらえます。食べ物は手作りで作ってあげるごはんに勝るものはありません。生活環境の改善は皆様の健康維持にも役立つはずです。そしてストレス。これは「ペット」として癒やしやコミュニケーションを求められる動物たちには仕方のないことですが、できれば彼らを溺愛し、依存するのではなく、仲間(コンパニオンアニマル)のような感覚で楽しく暮らしていただくとよいのかなと思います。お互いのストレスにならないよう適度な距離感を保ちつつ、何か気になる症状がみられたときは自分だったら?といった視点で考え、行動していただければと思います。
※上記記事は2022年5月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
青柳 伸介 院長 MEMO
- 出身地:愛知県
- 趣味&特技:筋トレ、ロードバイク、山登り。スキーなど
- 好きな作家:原田マハ
- 好きな映画:話題作
- 好きな場所:札幌
グラフで見る『青柳 伸介 院長』のタイプ
どちらかというと エネルギッシュで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
どちらかというと エネルギッシュで明るく話しやすい先生 |
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穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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