米川 秀彦 院長
HIDEHIKO YONEKAWA
飼い主さんの幸せ=動物の幸せ。人と動物の関係を上手くつないでいきたい
日本大学農獣医学部獣医学科(現・生物資源学部獣医学科)卒業。神奈川、東京の動物病院勤務を経て、1998年に『米川動物病院』を開院(JR中央線・地下鉄丸ノ内線「荻窪駅」より徒歩14分)。
米川 秀彦 院長
米川動物病院
杉並区/荻窪/荻窪駅
- ●犬
- ●猫
- ●ハムスター
- ●フェレット
- ●ウサギ
- ●鳥
- ●は虫類
- ●両生類
- ●その他
人と動物の関係を上手につなぎあわせていく
初めは大学の畜産科に進みました。何かを作ることをしたいと考え、牛や豚の生産に携わりたいと思い、畜産を選んだのです。それが大学4年生の時になって、同じ大学の獣医科に転科することになりました。格好良く言えば、もう少し勉強がしたかったということですね。当時はまだ、臨床というものにあまり興味は向いておらず、卒業後も研究所に就職し、ワクチンの開発に携わりました。「動物を診る」ということに興味が向いたのはそれからのことで、神奈川、東京都内の動物病院に勤務し、1998年に『米川動物病院』を開設いたしました。
以来、20年近くが経つことになります。当時も今も変わらず、この仕事をしていてうれしいのは、動物が元気になり、飼い主さんが喜んでくれることです。それから、もう少し大きな意味でとらえると、公衆衛生に多少なりとも貢献していると感じられることでしょうか。公衆衛生とは、もちろん、動物と人の共通感染症の問題もあります。それに加えて、人と動物との関係を上手くつなぎ合わせることも関わってくると思うんですね。ささやかですが、今の私の立場で少しでもそういったことに貢献していければと思っています。
動物のための家庭医でありたい
当院では開院当初より犬猫だけではなく、さまざまな動物を拝見しています。当時は、何でも診る時代だったということもあります。ですから、「専門医ではありませんが、それでもよろしければ」と断った上で、飼い主さんが望まれるなら、診させていただくということですね。
もちろん、エキゾチックアニマルに限ったことではないですが、分を越えると判断した場合には、すみやかに専門性の高い病院へと紹介していきます。たとえば、「目」に関するケースがそうです。私で充分なものはしっかり診させていただきますし、その子の為に最善の判断をしていきたいと考えています。そういう意味では、家庭医ということかもしれませんね。
動物が抱えてる想いを飼い主さんに伝えるのも私たちの役割
その子に関しては、飼い主さんが1番よく知っておられます。でも、その飼い主さんでも気づかないことがあるわけで、私たちは飼い主さんが気づかない、動物が思っていることを伝え、どうしていくかを判断してもらうのです。
これは病気だけとは限りません。たとえば、トイレの場所が気に食わない、だからあちこちにおしっこしてしまう、とかってこともありますよね。動物が抱えてる想いを翻訳して伝え、よりその子がすごしやすい環境を作っていくのも私たちの大切な役割だと考えています。
獣医療は、動物ファーストというよりも、飼い主さんファーストにならざるを得ない面があります。たとえばです、1人暮らしをされていて、毎日治療に通うのが難しい方にそれを薦めるわけにはいきませんよね。どういった方法があり、それぞれの負担はどの程度なのか。しっかりとお伝えした上で、飼い主さんの合意を得てから実際の治療を進めていくことになります。
飼い主さんがつらい思いをしないように出来ることを
人もそうですが、動物の世界も高齢化が顕著になってきていて、介護等の問題が大きなものになってきました。およそ大抵の方が、動物の介護は“初めて”ということになります。ですから、近い将来、寝たきりになったり、足腰がいずれ立たなくなると予測出来るものであれば、早めに飼い主さんにお伝えし、心の準備をしてもらうこともおこなっています。
ペットロスというものがありますよね。さまざまな要素があって起こるものだとは思いますが、予想がつかないほど頑張り過ぎた結果、100悲しめば良いものを80しか悲しめないために起こるものだとも考えられるのです。ですから、先のことを事前にお伝えし、ちゃんと悲しめるように持っていくことも時に大切になってきます。
とはいえ、突然の悲しみというものもあって、その場合は、「あんな風にしてあげられたら良かったのに…」という後悔が伴うこともあるでしょう。このケースでは事後になりますが、「やれるだけのことをあなたはやったんだよ」と思っていただけるように持っていくことが大切です。動物にとっても、飼い主さんが苦しい思いをしているのは本望ではないでしょう。出来ることを出来る限りやったんだと、そう思っていただけるように努めるのも、私たちの役割だと思っています。
これから受診される患者さんへ
気になることがありましたら、なんでもお聞きください。私で診れるものはもちろん診させていただきますし、難しいものは適切な病院をご紹介しています。
飼い主さんが幸せであれば、飼っている動物も幸せになります。人と動物の絆を上手くつなぎあわせ、みんなが幸せになるよう、少しでもサポートしていきたいですね。
※上記記事は2017年10月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
米川 秀彦 院長 MEMO
- 出身地:東京都
- 趣味:スキー
- 好きな本:オールジャンル
- 好きな映画:『チャイナタウン』(1974年・米)
- 座右の銘・好きな言葉:?
- 好きな音楽:レゲエ、ブルース
- 好きな場所:山
グラフで見る『米川 秀彦 院長』のタイプ
どちらかというと 穏やかで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
どちらかというと 穏やかで明るく話しやすい先生 |
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穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
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