岩崎 正俊 獣医師への独自インタビュー

多彩な診療方針に触れ、引き出しの多い獣医に

子どもの頃から動物、特にイルカやクジラが好きで、動物園よりも水族館に好んで通っていました。そのため大学受験を前にして進路を決める際にも、獣医の道に進むか水産関係の道に進むかで大いに悩みましたね。でも最終的には、動物についてより専門的に学びたいとの思いから、獣医の道を選びました。もちろん、今は獣医になって本当に良かったと思っています。
大学卒業後は、都内ならびに千葉県内の動物病院に勤務して研鑽を積みました。医院や院長が異なれば、診療の方法も当然異なる――。複数の動物病院に勤務することでいろいろな診療スタイルにふれることができた点は、獣医としての幅を広げる意味でも非常に貴重な経験だったと思っています。
結婚をして子どもが生まれたのを機に、妻の実家であるここ「成田犬猫病院」へ。院長（義父）からは治療に関する知識はもとより、親身かつ丁寧な診療姿勢など飼い主さんに対する接し方を日々学ばせていただいています。

併設の美容室と連携して、皮膚トラブルの改善にも注力

院長である義父と私に加えて、実は義母も獣医。当院は普通の「街の動物病院」ではありますが、獣医3名体制で診療にあたらせていただいています。ちなみに院長が当院を開業したのは約45年前。そのため古くからのお付き合いの方も多く、新たにワンちゃん・ネコちゃんを飼い始めるたびに当院に連れてきてくださる飼い主さんなどもおられるんですよ。また、来院されるのは近隣にお住まいの方が中心ですが、なかには引越し後も遠方から継続して来られる方などもいらして、たいへんありがたく思っています。
「成田犬猫病院」という院名のとおり、診療対象はワンちゃん・ネコちゃんがメインとなりますが、簡単な診察程度でしたら小動物等も診させていただいています。ただし多いのはやはり、ワンちゃん・ネコちゃんですね。
当院は、すぐ近くに美容室も併設しています。こちらの美容師さんは以前、当院に勤務していた経験があるため医療に関する知識も豊富。当院と連携しながら、皮膚の状態に合わせた薬浴なども行っています。ワンちゃん・ネコちゃんともに皮膚がたいへんデリケートな生き物ですので、特に夏場などは皮膚のトラブルに見舞われがち。最近は、ご自宅でシャンプーをされる飼い主さんも増えていますが、洗い残しや乾かし残しが皮膚トラブルの原因になるケースもありますので、ご自宅で上手にシャンプーするのが難しいといった場合には、どうぞお気軽にご利用いただければと思います。

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